杉山です。
ふと、オンデマンド授業の動画を見て「これ、自分で見て確認してるのかな?」と思うことがあり、ちょっと考えてみました。
ある授業動画の動画内の音量の差が最大音量のときには通常の半分ぐらいにしないと音が大きいものがあり、「これ、自分で見て確認してるのかな?」と思いました。
学生の立場で考えれば、こんな動画を公開するのはあり得ないと思ってしまいますが、教員の立場で考えてみるとこのような動画を公開してしまう(=確認しない)のはしょうがないのかもしれません。
というひとつ目の理由は、録音された自分の声を聞き続けるのは気持ち悪いからです。やったことのある人ならわかると思いますが、自分の認識している声と録音された声には差があるため聞いてみるとなんとも言えない気持ち悪さがあります。それを職業にしているアナウンサーなり声優ならまだしも、2年前までは対面で授業をしていた大学教員はその不快感には慣れていないでしょう。
そして、最大の理由は授業動画の確認には(等倍で再生すれば)収録と同じだけの時間がかかることです。教員の収録のスタイルにもよりますが、本来2コマの授業に4コマの時間はかけられないのだと思います。
そういった理由が考えられるとは言え、なにか授業動画に不満があるのであれば教員にフィードバックするほうがいいでしょう。
ということで、ちょっとイラッとしましたがイラッとするほどでもないと思い直した話でした。