大学の志願理由書を読み直す

この記事は smasato ひとり Advent Calendar 2019 8日目の記事です。

筑波大学に提出した志願理由書を振り返ってみます。


志願理由書

私が、筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学したい理由は、次のとおりです。

まず、私は、情報技術に興味があり、それについての知識を深めたいということがあります。現在、通信制高校に在学しているため、周りに、情報技術に興味のある友人や、専門知識のある人がいません。そのため、独学で情報技術について勉強してきました。独学では、基礎的な知識をおろそかにしがちで、応用的な内容に偏っていました。そのため、筑波大学で、基礎的な知識から、専門的な知識まで学びたいと思いました。

また、筑波大学では、他学類の授業を受けることができるということを聞いたことも入学したい理由に挙げられます。私が通信制高校に在学することになった理由は、自分の体調不良にあります。最初は全日制高校に在学していましたが、体調不良で毎日の通学が困難になったため、現在の高校に転入学しました。そのため、自分の健康については常に意識していました。心身の健康の維持のため、睡眠を記録することや、運動をすることを勧められ、試みましたが、⻑続きしませんでした。そのような中で、自動的に、脈拍数や睡眠や歩行などを記録できる腕輪型ウェアラブル端末の存在を知りました。私は、この端末を、自分の体調管理に利用できるのではないかと考え、実際に試してみました。すると、睡眠時間が⻑くなる日は、通常よりも運動量が多いことや、睡眠時間が⻑かった日の後、数日間は極端に睡眠時間が短くなるといったことがわかりました。それにより、自分の体調を理解し、活発に活動できる期間を⻑くすることができるようになりました。このような過程から、情報技術分野以外の学問を知ることで、情報技術と組み合わせた新しい発想を得られるのではないかと考えています。

筑波大学に入学し、自分や、自分以外の役に立つための知識を得たいと思っています。


この志願理由書を書いた2016年から約3年が経ち、その間に色々なことがありましたが、そんなに当時の気持ちは失われていないように思います。

情報技術分野以外の学問を知ることで、情報技術と組み合わせた新しい発想を得られるのではないかと考えています。

たぶん大事なのはこの部分で、それは今でも同じ考えです。大学に入学した結果、情報系以外の分野にも興味を持って勉強することができています。この「組み合わせ」が新たな発想の鍵で、新たなアイデアは既存のアイデアの組み合わせであるという話です。「アイデアのつくり方」という本でもそのようなことが書かれています。

アイデアのつくり方

アイデアのつくり方

「初心忘るべからず」という言葉があるように、この志願理由書を忘れることなく大学生をやっていきたいと思います。