iPad Proを使うのをやめた話

杉山です。 ここ1ヶ月ほどで数学の授業の計算問題やレポート課題を解くのにiPad Proを使わなくなりました。 なぜ、そうなったのかを書いておきます。

これまではiPad ProのアプリのOneNoteやNote Alwaysを使って計算問題を解いていました。しかし、いろいろな出来事が重なり完全に紙に移行しました。

OneNoteにApple Pencilのダブルタップでペンと消しゴムを切り替えられないバグがあった

いつだったかは覚えていませんが、Apple Pencilをダブルタップしても描画ツールが切り替えられず毎回アイコンをタッチしないといけないことがありました。けっこう頻繁にする操作だったのでかなり使いづらくなりました。

ゼロ秒思考の影響を受けた

「ゼロ秒思考」という本を以前読みました。ひとことで言えば「A4用紙1ページに1分以内でメモを書く習慣をつければ考える力が鍛えられる」という主張の本です。

1分以内でメモを書く習慣は身につきませんでしたが、この本で紹介されているメモのフォーマット

  • A4用紙を横長に使う
  • 左上にタイトルを書き、アンダーラインを引く
  • 右上に日付を書く

は定着しました。

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また、この本ではメモ書き用のA4用紙をどこから調達するのか?というところで、「気になったweb上記事をプリントし、間に挟まった広告ページを裏紙で使う」というような話がありました。

ビジネスマンであればそういうこともできるかもしれませんが、あまりweb上の記事を見る習慣もなければ広告はAdBlockで消しているのでそのまま実践することはできません。

そこで、大学の授業資料を毎回印刷しその回の授業が終わったらそれを裏紙として使うようにしました。PDFで配布されているのでその後で見返したくなったらPC上で見ます。


そういうわけで紙を使う習慣に切り替わりました。 また、副次的な効果として紙とペンしか使わないので完全にオフライン環境でも課題ができるようになり、気が散る要素も減らせました。充電の心配もありませんし。

iPadのノートアプリと紙とペンを比較すると、アプリの場合はアプリの機能が表現力の限界になり、その機能によって思考が制限されるように感じます。複数ページを並べて表示はできますが、紙にはその機能も劣ります。

自分には余計なことを考えずに紙とペンを使うのが性にあっていたという話でした。