2019年9月13日・14日に開催された「BIT VALLEY 2019」に両日参加しました。 私がこのイベントを通して、自分の人生観はアジャイル開発に共通するものであることに気づました。
※ アジャイル開発の手法を完全に理解はしていないので「それ、アジャイルじゃなくない?」ということがあるかもしれません。
過去の「良い」は現在の「良い」ではない
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— BIT VALLEY 2019 (@bitvalley_jp) September 14, 2019
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過去に良いとされていたことや手段は現在も良いとは限らないということです。
たとえば、スマートフォンがなかった時代のコミュニケーション手段はスマートフォンを持つことが当たり前となった現代において良いと言い切ることはできません。 例えば「連絡網」や「メーリングリスト」はLINEやSlackを代表とするチャットツールにその役割を置き換えられています。
「良い」の前提条件は変化すること。未来の不確実性が高いこと。この2つの要因によって過去の「良い」は陳腐化し、未来の「良い」は予測することが難しくなっています。
私は私を理解していない
BIT VALLEY 2019でいろいろな方と話す中で、私は私を理解していないことを理解しました。
自分が何をしたいのか?、自分には何ができるのか?、自分がわからないことは何か? このようなことは自分自身で気づき、自分のことばで理解しなけばいけません。 それを今の自分はできません。
また、他者からの指摘でそれを気づいたとしてもそれを自分のことばで表現できなければ理解したとは言えません。 他者から「あなたはエンジニアに向いているのではないか?」と言われた時点ではそれは他人ごとでしかなく、自分ごとにするには本当にそうなのかを自分で確かめてそれを自分のことばでもう一度表現し直すことが必要です。 「他者のことば」が「自分のことば」としても納得できれば表現は同じになるかもしれません。ただ、それを納得する過程が重要なのです。
人生はアジャイルなんですよね
過去の「良い」は現在の「良い」ではないこと。私は私を理解していないこと。この2つのことを理解した時、これらに対処するのがアジャイルだと気づきました。
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「良い」こと、「良い」行動はその瞬間ごとに変わっていきます。昨日の「良い」行動は今日の「良い」行動ではないということです。 その瞬間ごとの「良い」を探し当て実行する。これはウォーターフォール型開発のような人生計画では実現できないのです。 人生計画は一度作って完成ではなく継続的に修正しなければ人生の不確実性に対処できません。
自分を理解していない状態で設定した人生のゴールが本当に正しいのかはわかりません。そもそも人生のゴールが存在するかもわかりません。 人生のゴールが存在するとして、自分を理解したり経験したりしたことによってそれは変化するはずです。 そもそも人生のゴールはいつ達成されたかを評価するのでしょうか?自分が死ぬときでしょうか?あれ、自分の命日はもう決まっているんですか? 人生は不確実でいつ終わるかもわかりません。それってつまりは明日死んでも後悔をしない生き方をするしかないということではないでしょうか。
その方法論としてアジャイル開発の考え方を利用できるのではないかと思いました。