この記事は、AC入試 Advent Calendar 2016 3日目の記事です。
今回の記事では、私がAC入試で提出した資料について書きたいと思います。
提出した資料
以下の資料を提出したと思います。 「思います」と言うのは、添付資料の一覧を書いた自己推薦書の表紙をコピーし忘れたからです。 たぶんあってると思います。
自己推薦書
文化祭情報サイトの制作(についてのレポート)
平成28年度情報セキュリティスペシャリスト秋期試験 成績表(不合格)
平成28年度情報セキュリティスペシャリスト春期試験 成績表(不合格)
DVD(自己推薦書、添付書類のPDFファイルとソースコード)
それぞれの内容などをこれから説明します。
自己推薦書
A4用紙6枚分。カラー印刷。 ソフトは途中からWordを使いました(理由は後述)。
Wordファイル統計情報。
最初の頃はフリーのテキストエディタを使い、Markdown記法のテキストファイルとして書き進めていました。 そして、文章を完成させてから別のソフトで組版しようと思っていました。 しかし、そんなことをしている余裕がなくなったため、すべてWordで作成することにしました。
Wordのスペルチェックはとても便利な機能です。
自己推薦書の内容(見出し)は、
私について
- 小学生時代
- 中学生時代
- 高校生時代
今までの取り組み
- 文化祭情報サイト制作
- 情報処理技術者試験
自己推薦
です。
「今までの取り組み」が少ないですが、これは次に説明するレポートに時間を使いすぎたためです。 別の取り組みも途中まで書いていました。しかし、書ききれないとわかったので、思い切って削除しました。
この反省から経験者が教える自己推薦書を書くコツは、章ごとの関連性を低くする ことです。 言い換えるなら、内容を直列つなぎではなく並列つなぎにするということです。 きっと自己推薦書で書きたいことはいくつもあると思います。それだけでなく、書いている途中で新しく書きたいことを思いつくこともあります。 それぞれを均等に書き進めると、締め切りのときどれも中途半端な状態という最悪の事態になる可能性があります。
これを避けるために、
- 書きたい内容を書き出す(見出しだけ書く)
- 書きやすい内容をひとつ選んで最後まで書く
- 次の内容を書き始める
というルールで書き進めることをオススメします。
そして、それらの内容は関連性を低くします。内容どうしを「なので」や「だから」で繋げないようにします。 つまり、いざとなったら削除できるようにします。
ただし、過程を示す資料(次のレポートのような資料)でこれは使えません。
文化祭情報サイトの制作(についてのレポート)
A4用紙60枚分。カラー印刷。 Wordを使用。
Wordファイル統計情報。
内容(見出し)は、
- 制作のきっかけ
- 制作にあたっての課題の認識
- 制作
- 今後の展開
です。
この他にも見出しがありますが、多すぎるので省略しました。
このレポートの題材にしているサイトは現在も公開しています。
このレポートを書くときは、過程を示すことを意識しました。 AC入試出願書類の、「自己推薦書の提出について」に以下の文章があります。
自己推薦書では、これまでに自分で課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断して、取り組んできたことについて述べてください。
自己推薦書本文:自分の問題解決能力を示す文章
添付資料:自己推薦書本文で述べた内容の根拠となる資料
これをこのレポートの見出しに対応させると、
自分の問題解決能力を示す文章 文化祭情報サイトの制作(についてのレポート)
自分で課題を見つけ 制作のきっかけ、制作にあたっての課題の認識、今後の展開
自ら学び、自ら考え、主体的に判断して、取り組んできたこと 制作
のようになります。 よく考えると、このレポートだけでよかったのかもしれません。
文化祭情報サイトはAC入試を知る前から、自分で思いつき、自分ひとりで1年以上継続して制作しているサイトです。
つまり、AC入試のために始めたものではありません。
情報セキュリティスペシャリスト 成績表
自己推薦書で情報処理技術者試験を自己研鑽のために受験していると書きました。 その証拠として、受験票と成績表のコピーを提出しました。
ただし、すべて不合格です。これが評価に使われたのかはわかりません。 もしかすると、AC入試では資格試験で合格することよりも、資格試験を受験する意欲を評価しているのかもしれません。
DVD
2つの書類のPDF版とソースコードをDVDに書き込みました。
PDF版を入れた理由は、書類で画像を多く使っていたものの、印刷が鮮明ではなかったためです。
ソースコードを入れた理由は、説明会で「添付資料に記載したURLは出願後に変更することができるため資料として使えない」というようなことを言われたからです。 それに納得したのでWeb上で公開しているデータのコピーを入れることにしました。
以上が私のAC入試のために提出した資料です。
これからAC入試を受験する人へ
AC入試のレポート集*1には以下のような記述があります。
また「これまでの取り組み」には、合格者が出願までの期間に継続的に進めてきた活動や研究の内容がまとめられています。どのような人が合格したかを例として示したものであり、どうすれば合格できるかを示すものではありません。AC 入試をこれから受験しようとする人に期待されるのは、ここに示されていないような内容・形式の自己推薦資料です。
この記事は、これからAC入試を受験する人の参考になればと思い書いたもです。 ただし、私と同じ形式の自己推薦書を提出すれば合格するわけではありませんし、大学もそのような自己推薦書は期待していません。 このことに注意してください。1日目にもそれに関連したことを書いています。よければ読んでみてください。
AC入試 Advent Calendar 2016 2日目の記事。
AC入試 Advent Calendar 2016 4日目の記事も私が担当します。