この記事は、AC入試 Advent Calendar 2016 2日目の記事です。
今回の記事では、私がAC入試の書類作成で参考にした本について書きたいと思います。
読んだ本
AC入試の書類を書く参考にするため、出願締め切りの約2か月ぐらい前の7月に何冊か本を買いました。 また、いつでも暇な時に読めるようにAmazonでKindle版がある本の中から選びました。 そのため、本の選択の幅はせまくなっています。
AC入試の対策に特化した本は見つかりませんでした。 ただ、AO入試のための本は調べてみるといくつか見つかりました。 しかし、私はAC入試とAO入試で求められることは違うと考えていたので買っていません。 AO入試のための本がAC入試の参考になるかもしれませんが……
AC入試では志願理由書より、これまでの取り組みなどをまとめた自己推薦書の文章量が多くなるかと思います。 その内容は人それぞれで変わってきます。そのため、「志願理由書の書き方!」のようなテーマではなく「文章の書き方」のような本を私は選びました。
本を書きたい人のための文章の基礎技術
- 作者: 高橋恵治
- 出版社/メーカー: 武蔵野デジタル出版
- 発売日: 2015/03/07
- メディア: Kindle版
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Kindle価格99円。値段の割には評価の平均が高かったので買ってみました。 別に本を書きたいのではないですが、文章の基礎技術がわかればいいかなと思ったからです。 ページ数が少ないので短時間で読めます。内容は次に挙げる本と重複する部分が多くありました。
読まれるための文章読本
- 作者: 扇田麻里子
- 出版社/メーカー: マイナビ出版
- 発売日: 2013/03/29
- メディア: Kindle版
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Kindle価格257円。「他の志願者よりも自分の自己推薦書を読まれたい」という思いで買ってみました。 この本で文章を書く上での最低限の注意点はわかりました。 ただ、この本で書かれていることの多くは誰かに意見を聞けば最初に指摘されるようなことだと思います。 私の場合、書類が完成したのは締め切りギリギリでした。今考えると、このような本を何冊も読むより手を動かすべきでした。
伝わる・揺さぶる! 文章を書く (PHP新書)
- 作者: 山田ズーニー
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2011/11/25
- メディア: Kindle版
- 購入: 2人 クリック: 2回
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Kindle価格600円。親から薦められたので。紙の本が家にありましたが前述の理由からKindle版を買いました。 この本は本当にオススメできます。書類の準備をする間、何度も読み返しました。 AC入試だけでなく他の文章を書くときにも役に立つはずです。
本当に役に立った本
伝わる・揺さぶる! 文章を書く (PHP新書)
書類を書き始める前に一度この本を読んでほしいです。これからどのような自己推薦書を書けばいいのか見通しを立てることができます。 下の画像は実際に、私がこの本を読んで作ったメモです。*1
やみくもに文章を書き始める前にこのようにポイントを整理することは大事です。 途中で方針転換をすると、これまで自分が書いた文章を削除するという非常にツラいことになります。
この本は私の行動方針にまで影響を与えました。
自分が書いた文章を読み終えたとき、読み手に、どう言ってもらいたいか、その言葉で結果をイメージするのだ。
伝わる・揺さぶる! 文章を書く (PHP新書)
志願理由書や自己推薦書は、大学に対して、自分の魅力や大学で学ぶ意欲を伝えるものです。 自慢話をするのではなく、それがどのように筑波大学や学群、学類に入学したいことと関係するのかを書くべきだと私は考えました。 第一次選考を通過しなければ、自己推薦書に書いていない考えや思いがあっても直接伝えることはできません。 私は自分のすべてを伝えるつもりで自己推薦書を書きました。
この文章が、何か価値を生み出すか?この文章で状況は動くか?自分の望む結果はなにか?
伝わる・揺さぶる! 文章を書く (PHP新書)
この文を読んだとき、自分のTwitterなどでの発言について反省しました。 インターネット上で文章を発信する前に、このことを考えるようになり、発信しないという選択をするようになりました。
繰り返しになりますが「伝わる・揺さぶる! 文章を書く」は本当にオススメできる本です。ぜひ読んでみてください。
AC入試 Advent Calendar 2016 1日目の記事。
AC入試 Advent Calendar 2016 3日目の記事も私が担当します。
*1:不要な部分を削除したので編集日時が変わっています。